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Gold Aeroplane 6.2.0 について(続)

8 月 8 日に JV-Link 4.9.0 が公開された事から,改めて動作検証をしました。 問題 本ソフトにおいて 4.9.0 では,8 月 7 日以前の「アップデート用」のデータが一部取得できない事が分かりました。インストール時に使う「セットアップ用」では可能です。 これにより 4. 8 .0 での最終ビルドが例えば 8 月 6 日の場合,8 月 7 日に配信されたデータが欠落します。 特に地方や海外のレースに関する情報が登録されないため,それに出走した馬が出走しなかった扱いになり,数値に影響を与えます。 回避策 今月配信された該当レースのほとんどは地方の下級条件戦で,交流重賞など大きなレースは含まれていません。また登録されない場合は前々走の情報が使われるため,現状のままでも大きな支障はないと考えられます。 完全な状態を希望される場合 ,お手数ですが 4.9.0 のインストール 後 に ARC フォルダ内のファイルを全て削除し,再度ビルドして下さい。セットアップ用のデータで再構築できます。この作業には 1 時間以上かかります。 なお 4.8.0 を使い続ける事も恐らく可能です。しかし DIFF 関連のデータが 8 月 7 日分を最後に取得できなくなり,更新されない状態になると思われます。これは他のソフトでも同様かと思います。 修正 本件についての修正は予定されていません。

Gold Aeroplane 6.2.0 について

本日公開申請を行ないました。更新点は JV-Link 4.9.0 への対応のみとなります。 こちら 「JRA-VANからのお知らせ」 にありますとおり,8 月 8 日以降 4.9.0 にしなければ,一部データの取得ができなくなりますのでご注意ください。 詳細 互換性の観点から現在の 4.8.0 でも動作するように設計しました。つまり 4.9.0 の公開を待たずにすぐ実行できます。また 4.9.0 の インストール後 も特に必要な作業はなく, これまでどおりご使用いただけます 。なお仕様が変わるのは「繁殖登録番号」と「生産者コード」の桁数です。 注意 配信元の事情から完全なテストは不可能でした。 理由1 本番用の 4.9.0 は 8 月 8 日にならないと公開されないため,検証版および一部データでの確認となりました。 理由2 検証用の 4.9.0 から 4.8.0 に戻そうとするとキーの再発行が必要になるため,頻繁に切り替えてテストする事が不可能でした。 その他 7 月 26 日に「13 日後仕様変更する」というメールが来て,突然言われてもと思いましたが,開発者向けのメーリング リストでは 3 月から通知している事だったんですね。ただし検証版にはバージョン情報の問題などあったようですから,その時点では対応できなかったと思います。ユーザーの皆様も恐らく当該メールで初めてご存知になったのではないでしょうか。ご利用中のソフトで動作しなくなるものがあるかも知れません。ご確認頂ければと思います。

Gold Aeroplane 6.1.0 について

本日公開申請を行ないました。主な変更点は以下のとおりです。 セットアップの大幅な高速化 これまで特に競走馬マスタの処理に時間を要していましたが,セットアップに必要の無いデータが含まれていた事が分かりました。改良後は 1 時間以内に終わるようになりました。 コア STD600 の追加 STD400 や STD500 と比較し,予測精度が向上しました。もっとも,50% が 51% になるような違いでしかないのですが。サンプリングの見直しによるものと思われます。 コア選択の簡素化 コアを選ぶ際に DLL の指定から開始していましたが,同一の DLL 内にあるコアはリストから選択できるようにしました。 次期バージョン? 着順予測でなく,単勝の回収率を最大化するようなコアを開発したのですが,使用方法およびその説明が難しいので,公開するかは未定です。するとしても年末になると思います。

Gold Aeroplane 6.0.0 について

本日公開申請を行ないました。主な変更点は以下のとおりです。 TARGET frontier JV の外部指数に対応 ユーザー様より,数値の最も高い馬の勝率や 3 着以内率が分からないと判断に困るという,ごもっともなご指摘を頂きましたので,このたび対応した次第です。Gold Aeroplane で表示する事もいちおう可能ではありますが,どのような分析をしたいかは様々あると思いますので,そういった機能に優れている TARGET に任せる事としました。詳細は Readme をお読みください。 なお各レース毎に買うか買わないかという判断でよろしければ,現在でもコアが各券種ごとの判断基準を作成し,基準を満たした場合に馬券を提示させて頂いておりますが,やはりご自身でそれを見出したいという方もおられると思います。ちなみに全レースを均等に購入されますと回収率が絶望的な結果になるようなので,おやめになったほうが宜しいでしょう。 年始の開催についての不具合修正 例えば今年 2022 年の場合ですと,金杯が水曜日に行なわれ,その後土日月と開催がございました。そしてこれが 1 週間として取り扱われました。通常の開催であればレースの最終結果が配信されるのは週明け,つまり火曜日となりますが,今年は金杯の日の分だけが先に配信されました。よって最終結果の状態となっているレースと,未開催のレースが混在する形となり,想定外であったために不具合を生じていました。 ビルド後にフォルダを移動すると強制終了 BLD.BIN には JVTestLib のパスが含まれているのですが,これが常に絶対パスであったために,全体を別のフォルダに移動するとエラーが発生していました。相対パスを使用するようにして対応しました。なおパスを記録する意味が無いように思われますが,このライブラリは実際にはプラグインとなっております。従って開発者は EXE を終了する事なく,DLL を入れ替えてテストする事が可能です。キャッシュが効きます。

Gold Aeroplane 5.1.0 について

本日公開申請を行ないました。 今回の変更は JV-Link の更新が存在する場合に表示される,ダイアログの処理に関するものです。更新が存在しなければ表示されないため,これまで挙動をテストする事ができませんでした。 アーカイブの更新が行なわれない場合はビルドを中止する 本ダイアログはユーザーが JV-Link の更新をしない選択をした場合,通常通りの処理となりますが,更新をする選択をした場合,JRA-VAN のサイトが表示されます。ダウンロードして実行すると更新できますが,その前に実行中のソフトウェアを終了する必要があります。 JV-Link の仕様上,ソフトウェア側では実際にデータが存在しない状態と,更新が選択された状態とを区別できません。そこでいずれの場合でも処理を中止する仕様に変更しました。またアーカイブが更新されない場合に,改めてビルドをする意味は無いように思われます。 もちろん状況によっては必要になりますので,データの有無にかかわらずビルドだけを実行するようなオプションを用意しました。アーカイブの更新だけを行なって何らかの都合で中止した後など,必要があれば選択してください。 出馬表の取得に関する改善 内部処理の都合上,最初のプリディクション時に出馬表を 2 回取得していましたが,この場合,当該ダイアログが 2 回とも表示される事が分かりました。一度の取得で済むように処理を改善しました。なお JV-Link の更新を選択した場合,レースが存在しない扱いとなって単純に中断されます。

Gold Aeroplane 5.0.0 について

アップデートの概要 先日,Gold Aeroplane 5.0.0 の公開申請を行ないました。主な変更点は下記の 2 つになります。特にセットアップ(従来,初回ビルドと呼んでいたもの)に関しては,頂くご質問のほとんどがセットアップに起因するエラーに関する内容であるため,入念な対策を施しました。 セットアップの改善 全データのインストール すべてのデータを厳密な順序で取得するようにして安全性を向上しました。処理時間は長くなりましたが,それでもダウンロードを除いて 1 時間以内に終了します。 破損ファイルの自動回復 ダウンロードしたファイルが破損していた場合,従来はエラーが発生したことを表示するだけでしたが,問題のファイルを削除した上でセットアップを自動的に再試行するようにしました。なお削除されたファイルはセットアップの過程で再びダウンロードされます。 処理の細分化 データ種別ごとのトランザクションにより,中止またはエラーが発生した場合,その時点で処理していた種別のみがロールバックされ,完全に処理前の状態に戻ります。直前までの種別は逐次コミットされます。これにより安全性と効率が向上しました。 コアの選択 過去バージョンのアルゴリズム 数値の解釈等の事情により,算出方法の維持を望まれる方もおられます。そこで選択を可能にしました。現時点では STD400 と STD500 の 2 つがあります。STD400 はバージョン 4.0.0 から 4.1.0 まで使用されていたものです。なお内部的には STD500 と同じコアですが,パラメータを変えることで別のコアとして運用しています。 実装の多様化 コアに対して求められる仕様は,予想された着順で出走馬を並び替えるための数値を返す事と,馬券を提案する事です。従来はコアが数値を算出し,プリディクタがその結果に基づいて馬券を選択していましたが,現在はすべてコアが担当してプリディクタは廃止されています(内部的には存在します)。これによりデータ構造に制限が無くなりました。 独自コアの可能性? コアは JVTestLib.dll に存在しますが,前述の仕様を満たしていれば,誰でも同様のアセンブリを作成してコアを実装できます。ただし現時点ではドキュメントが存在せず,整備する計画もありません。

Gold Aeroplane 4.1.0 がダウンロード可能になりました

4.0.0 にあった,ビルドに関する不具合を修正しました。それ以外の変更点はありません。 次のバージョンは 5.0.0 になる予定です。機能面で大きな変更はありませんが,処理速度や利便性が向上しています。 公開は今春以降になるかと思います。